ミスチル問題

私は自称
 
ミスチル(Mr.Children)ファンです。

ファンクラブに入るくらいですが

好きになった動機は不純で

「モテたい、好かれたい」
 
からです。
 
中学一年の時、所属していたサッカーのクラブチームでイジメられていた経験から
 
人から嫌われることを極端に恐れています。
 
嫌われないように、好かれるように生きています。
 
今でも。

約8年前、大学に入学した時

新たな出会いの連続に戸惑い

高校までサッカー漬けの日々だったので他に趣味と言えるものが無かった私は

いろんな人と会話が続かないので

入学してしばらく、あまり友達ができませんでした。

そん時です。

「好きな音楽がひとつくらいあれば会話のキッカケになるんじゃないか」
 
と思ったのは。


「須藤くんは音楽なに聞くのー?」


俺「高校の時からミスチル好きなんだよねー」

「うそー!私も好きー!」

Mr.Children好きってなんかオシャレだよね!」

みたいなやり取り期待して
 
Mr.Childrenファンを称することにしました。

それからと言うもの、朝から晩までミスチルを聞きまくる日々でした。
 
通学でミスチル
 
風呂でミスチル
 
運転中もミスチル
 
カラオケではタンバリン
声が出なくて歌えませんので。

高校時代からファンだったという嘘を隠すべく

聞きまくりました。

しかし、モテたいという不純な動機で聞き始めたミスチル

本当にハマり始めてしまったのです。

人間関係でうまく行かなかった時

アルバイトで失敗した時

フラれて死にそうになってた時

などなど

失敗や失恋で気持ちが落ち込んでいる時に

Mr.Childrenの奏でる音楽、櫻井さんの生み出す歌詞が

心の支えになることがたくさんありました。

逆に

ドライブや旅行で心がワクワクしている時

好きな人ができたり恋がうまくいったりしてる時

アルバイトが楽しくてしょうがない時には

高まる気持ちをさらに盛り上げてくれました。
 
大学を卒業し、

社会人として働き始めてからの約3年間

失敗の連続で落ち込んだ時も

彼らの音楽を聞くことで元気をもらってきました。

しかし約半年前から
 
私はMr.Childrenの音楽を聞くことを辞めました。

結論から言うと

Mr.Childrenに依存してると成長できなくなる」

と考えたからです。

失恋や失敗って

本来は、成長できる絶好の機会なんです。

(何をもって成長とするかは、長くなるのでここで言及するのは避けます)

「どうしてフラれてしまったんだろう」

「何が原因で失敗したんだろう」

こんな風に
 
自分のどこが何が悪かったのか
 
を振り返る絶好の機会を

Mr.Childrenに依存することによって奪われてしまうんです。

言葉は悪いですが。

失恋や失敗をした時にMr.Childrenの音楽を聞き、櫻井さんの作った歌詞を味わうと

「君の良さがわからない彼女が悪いよ」

「いつか君のことを大切にしてくれる人が現れるから」

「失敗なんて気にしないで次にいこう!」

みたいな優しいメッセージを楽曲を通して伝えてくれて

「ま、いっかぁ!気にしない!気にしない!」

ってなっちゃうんです。

つまり、失敗を失敗と捉えず、次にいってしまう。

個人的な考えですが
 
人は失敗から得られる成長はとても大きいと思います。

自分が成長できるはずの大事なその機会を
 
うやむやにしてしまうMr.Childrenは大問題です。

これを私は名付けました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
と。

今の日本に漂うどんよりとした空気の原因の一つが

ミスチル問題だと勝手に考えています。

草食男子

ロールキャベツ男子

ゆとり世代

悟り世代

出世を望まない

・・・などなど

欲のない、多くを望まない若者を揶揄した言葉が作られて久しいです。
 
経済的には失われた20年とか言われてますが
 
ミスチルが奪ってる部分も多少はあると
 
私は思っています。

そのくらい社会的な影響力の強いMr.Children

「こんな自分もありだな」

「失敗しても気にせず次にいこう!」

というメッセージを

楽曲を通して発信し続けることで、

成長の芽を摘まれている若者が少なからずいると

私は考えています。

自分の成長不足をミスチルの責任にしているようですが。

長くなりましたが
 
顔が。
 
じゃなくて、文章が。

つまり私が言いたいことは

「依存する(過度に何かに頼る)ことによって、成長の機会を失う可能性がある
 
ということです。

落ち込んだ時、気分を盛り上げたい時に

好きな映画を見る

好きなドラマを見る

好きな音楽を聞く

好きな人と過ごす

好きな友達と遊ぶ

・・・ように、心の支えとなる存在を持つことは大切です。

そーいった存在は人生を楽しくワクワクし、充実したものにしてくれます。

しかし、過度に頼る、依存することは良くないです。

依存することは成長を阻むから。
 
依存してた対象を失った時の
 
精神的なダメージも大きいです。

成長したくなければ依存したらいいです。

しかし、楽しくハッピーに生きるためには

成長が不可欠だと私は思います。

「現状維持は衰退と同じ」

という言葉もあります。

ひとり一人にとって成長の定義は異なると思いますが、

「私は少しずつ成長している

ハッピーに生きている」

と胸を張れるよう、日々の生活を私は送りたいです。

だって人生は






























もっと大きなはずの自分を探す終わりなき旅


 
 
ですから。