浅田真央ちゃんから学んだこと

こんにちは、3月に入りましたが寒い日が続いております。

世の中は、消費税が3%上がることを理由に

駆け込み需要という言葉でメディアが消費を煽っていますね。

冷静になってみると

100万円の買い物をするとして

増税前後の差額は3万円。

3万円が大きいと感じるか、少ないと感じるかは人それぞれですが

3万円の支出を抑えるために、100万円を支出するべきかどうか

消費税が上がるからという理由で買おうとしているものが、本当に必要なのかどうか。

本当に必要でない物を無駄に買い物をするより、

収入を上げるとか、無駄な固定費を減らすとか、他にやるべきことがあるのでないか。

メディアの煽りに左右されず

自分でよく考えたいものです。

シンプルに。

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少し遅くなりましたが、ソチオリンピックが終わりました。

私は、夜更かしは苦手なので、リアルタイムではあまり見ずに

ニュースで確認する程度でしたが、

男女のフィギュアスケートは頑張って見ました。

男子の羽生選手の金メダルは文句なし、あんなにキレイで滑らかなジャンプをする日本人が現れるような時代になったんですね。。。

高橋選手と町田選手の演技も素晴らしかったです。

(スケートを何も知らない私が、素晴しいの一言で、彼らの演技をまとめるのは失礼なことですが。。。)

女子の鈴木選手、村上選手の演技もとってもキレイでした。

鈴木選手は残念ながら引退されるようですが、19歳の村上選手はこれからの活躍に期待です。

何と言っても、浅田真央選手。

最近、感情表現がうまくできなくなっていたんですが、

久々に泣きました。

むしろ、泣かされました。

26歳の男が、夜中に女子フィギュアスケートを見て泣きました。

客観的に見たらキモいですが、どーでもいいです。

女性に泣かされたことは、過去に何度かありますが、こんなに気分がいい涙は初めてです。

4年前のバンクーバー、フリーの不運なジャンプミスなどによって

キムヨナに負けて金メダルを逃し銀メダル。

表彰直後のインタビューでの真央ちゃんの悔し涙が印象的でした。

バンクーバー後4年間、必死に努力して臨んだであろうソチオリンピック

スケート人生の集大成だと、大会前から真央ちゃん自身が口にし、

多くの日本人が金メダルを期待したことでしょう。

しかし、ショートプログラムでミスが連発し、まさかの16位。

本人を始め、誰も予想しなかった結果じゃないでしょうか。

どう考えても、フリーでどんだけ良い演技をしても、金メダルはおろか、銅メダルにも手が届かない状況でした。

私もビックリしました。

しかし、表現は適切じゃないかもしれないけれど

このどん底の状況で、翌日のフリーで、真央ちゃんがどんな演技をするのか、楽しみでもありました。

あの状況で、どのようにして気持ちを切り替えたのか本当に不思議ですが、

フリーでは自己ベストを更新する完璧な滑りで総合6位という見事な結果。

真央ちゃんから学んだことは、

「自分が人生をかけて手に入れようとしたものに手が届かないとわかった時に、やるべきことは落ち込んで泣いていることだけではない」

ということ。

真央ちゃんのスケートと状況は異なっても

・受験に失敗した

・就職ができない

・内定期間中に免許取消になった

・仕事で大失敗をした

・パートナーにフラれた

・大切な人をなくした

などなど他にもたくさん

それぞれの事情で

人生には絶望的な状況になることが誰にでもある訳で。

そんな時にいつまでも落ち込んでいては時間がもったいない。

もちろん、悩んで凹んでクヨクヨする時間は大切。

そんな時間がある人の方が、人間らしくて魅力的。

ずっと前向きでいるのは疲れるし、他人の心の痛みがわからない人になってしまう。

でもいつまでも悩んでも状況は変わらないので、

真央ちゃんの様に一晩で切替えるのは難しいとしても

ある程度、悩んで泣いて、話しを聞いてもらってスッキリしたら気持ちを切り替えて次のステップに進む。

そうすればハッピーに生きられるのかなーと。

そんなことを真央ちゃんから学んだ気がします。

陸上選手の為末大選手も、著書「走る哲学」http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4594066445
の中で同様のことを書いていました。

「全てが思い通りにいく訳ではない。その現実を受け入れた上で、どのように行動するかが重要」

みたいな感じかな。

とてつもない努力をし、孤独な闘いを続けるトップアスリートの言葉は胸に刺さりますわ。

最後までご覧頂きまして、ありがとうございますm(_ _)m